一組のデックを裏表広げて見せます。この一組のデックから1枚のカードを選んで覚えてもらいます。カードを一組に混ぜます。
ここからが凄い所です。「人食い人種は人を食べます。マジシャンはカードで生活しています。ではこのカードを。」と、一組のカードを口で咥え、ガブリ。何と、カードを咬み切って、口をモゴモゴさせながら1枚のカードを口に咥えてしまいます。
カードの側面がスッポリと歯型に切り抜かれた一組のカード。そして、口に咥えられた1枚のカードはまさに観客のカードです。
1959年、リン シールズが公開したカーニバルカードは花形マジックの一つとなり、多くのバリエーションが開発されましたがこのような過激な展開は他にありません。カードを当てるだけでなく、デックを咬み千切る演出は観客の記憶に強く印象付けます。
原題
BITING SENSATIONS