一組が赤裏で、もう一組は青裏のデック。観客に一組のデックを選んでもらいます。選ばれたデックはターゲットのデックです。仮に赤のデックが選ばれたとしましょう。
ケースからデックを出して52枚の異なるカードを見せます。赤裏のデックをカットして、どちらか半分の山を手に持ってもらいます。
次に、カードを表向きに配って好きな所でストップして、そのカードを表向きで横に置いてもらいます。奇跡はここから起こります。すべてがフェアーに誰もが見ている中で。
ターゲットの青いデックを表向きにテーブルに数えてゆくと、恐るべし、観客のストップしたカードと同じカードが、何故かありません。カードは51枚。不足の1枚、このカードこそがターゲットにしたカードです。
観客がストップさせたカードを裏向きにすると、何と。青デックからなくなっていたターゲットの青裏のカードです。客は赤いデックの中から1枚だけの青いカードを選んでいるのです。
観客が全てを決め、全てを行い、それを全て読み取ります。不可能さは声を失うそのもの。この上なくシンプルで効果はビックです。
あなたの名声を高める確かなレパートリに。どこから見られても大丈夫、観客を吹き飛ばすここぞという時に使える傑作です。
原題
On Target by Sean Taylor
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